時間:60分
形式:小論文(30~70字以内で説明、400字以内で意見論述)1題
内容:傍線部解釈問題、要約問題、意見論述問題などが出題される。
対策:文章については、多様なジャンルから出題される。設問については、漢字はかなり難しいレベルのものが出るので、いまさらジタバタしても仕方がない。ただ、2016年度の試験から漢字が消え、400字以内の要約問題に傾向が変わったようだ。漢字などの知識問題以外は本文中にヒントがあるので、本文の言葉を利用しながら説明するとよい。また、最後の意見論述問題については、自分の経験に置き換えて具体的に説明させるパターンと、本文の要約をさせるパターンがあるので要注意。首都大学東京や兵庫医科大学の過去問を演習するのがよい。首都大学東京の問題は、70程度の説明問題や400字程度の意見論述問題があるので、とても良い練習になる。普段現代文が苦手な受験生と、もともと日本語力がある受験生とで、点数が二極化すると思われる。現代文を苦手とする受験生は、面接で挽回することを目指そう。
時間:10~20分
形式:個人面接(2015年度からグループ討論廃止)
内容:大学志望理由、医師志望理由、併願校、浪人生活の大変さ、自分の性格、部活動、自分が医師に向いていると思う点、理想の医師像、最近読んだ本、ボランティア活動、チーム医療の大切さ、最近気になるニュース、興味のある診療科、体力、結婚後の仕事と家事との両立、息抜きの方法など。
対策:ある程度、キーワードは準備しておいて、あとはその場でキーワードをつないで考えながら話すようにするとよい。事前に暗記したセリフを棒読みするのはナンセンスなので、その場で悩みながらも自分の言葉で必死に説明するように心がけよう。学校や予備校などで、あからさまに対策をしてきました、みたいな印象を試験官に与えると評価は下がると思ったほうが良い。試験官は受験生に意外な質問をしたり、突っ込んだりすることで、揺さぶりをかけてくるので、落ち着いて真摯に答えるようにすること。